天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅦ
一気に間合いを詰めて鈴木さんに接近したチャーリーは。

「ナンデヤネン!」

フルスイングで右手の甲で鈴木さんを打とうとして。

ニョロリ。

「あっかぁあぁあぁああんっ!」

あっさりと回避され、そのまま顔面から黒板に激突する。

「残念でしたね、チャーリー君…なかなかのツッコミですが、ワタクシには通用しませんです、はい…」

床に倒れたチャーリーを見下ろしながら、呟く鈴木さん。

「何故ならワタクシはボケてないから!ボケにしかツッコミは通用しないのです、はい!」

あーはいはい。

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