天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅦ
ようやく抜けた腰を回復させて立ち上がり、少し遅れ気味に体育館に向かう七星。
学年主任でどうやら担任になるらしい因幡 兆志(いなば きざし)教諭に言われて席に着くと、近くの席にはワインレッドの髪がよく似合うリヴリアや、大きなウサギのぬいぐるみを抱えたままオドオドしている橘 花音(たちばな かのん)、白がベースの貴族服風に改造した制服を着用し、剣と見えるようなものを腰に帯刀している還騎(しずく)といった、同じ新入生の姿も見受けられた。
というか、何だこの新入生の面々。
まともな生徒が一人もいないではないか。
日英のハーフで金髪という事で、好奇の視線に晒される事を気にしていた七星だったが、お陰で全然目立たない。
学年主任でどうやら担任になるらしい因幡 兆志(いなば きざし)教諭に言われて席に着くと、近くの席にはワインレッドの髪がよく似合うリヴリアや、大きなウサギのぬいぐるみを抱えたままオドオドしている橘 花音(たちばな かのん)、白がベースの貴族服風に改造した制服を着用し、剣と見えるようなものを腰に帯刀している還騎(しずく)といった、同じ新入生の姿も見受けられた。
というか、何だこの新入生の面々。
まともな生徒が一人もいないではないか。
日英のハーフで金髪という事で、好奇の視線に晒される事を気にしていた七星だったが、お陰で全然目立たない。