天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅦ
因幡 兆志、あんたあの子の何なのさ?
新1年生入学から一週間が経過した。

本日は放課後、教室で因幡 兆志の面接が行われる。

面接といっても試験などの類ではなく、学園生活に上手く馴染めているか、クラスで孤立していないかなど、各生徒達の様子伺いに近いものだ。

天神学園は、人間以外にも様々な種族が存在する稀有な学園。

それだけに、下手をするとイジメや差別の温床にもなりかねない。

チャランポランに見える教師達も、意外と気を遣っているのだ。

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