天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅦ
「あー…」

それとなく七星の胸を見ながら、ペンの端で頭を掻きつつ。

「それは諦めて下さい、仕方ないでしょう、その突然変異ぶりじゃあ」

「突然変異ってゆーなっ!」

七星涙目。

「いやぁ…だって育ちすぎですよ、それ…何食べたらそうなるんですか?」

困惑する兆志。

「好きでこんな大きくなったんじゃないですよ!」

「そんないいブツ持っといて、イジるなって方が無理な話でしょう?」

「そこを何とか!」

「強く生きて下さい」

取り付く島もなし。

「次の人どうぞ」

七星の言い分は全面却下。

兆志は早々に次の生徒を呼んだ。

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