天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅦ
学園長不在という事で、教頭の挨拶が壇上で行われた。

その後、新入生は各教室へと移動となる。

リヴリア、還騎、花音、七星らは全員同じクラスだ。

兆志に先導されて、教室へと歩いていく。

その途中。

「…………」

七星はおかしなものを見た。

白髪の、びっくりするほど美人な女子生徒が歩いていた。

凛とした雰囲気を身に纏う、上に立つ者としてのオーラを醸し出す毅然とした態度の上級生。

まぁ、それはいいのだ。

そんな彼女に付き従うように…メイドが歩いていた。

しかもあろう事か、彼女の頭頂部付近にはネコミミがついている。

何だアレ。

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