天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅦ
「あっ、あのっ!」

声を上げる七星。

白髪の女子生徒とネコミミメイドは立ち止まる。

「…何か?」

「学校内に、学業に不要な装飾品などを持ち込むのはよくないと思います!」

うわ、言っちゃったよこのシト。

廊下を行き交っていた2年3年の生徒達が、ざわ…と騒然となる。

この学園で生きていく上で、絶対に破ってはならない掟が幾つかある。

その中の一つ。

『白髪の生徒会長、白神 月(しらかみ つき)には逆らうな』

七星、入学数時間にして早くも地雷を踏む。

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