天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅦ
優雅にさえ見える動きで、還騎は腰にあるものを手に取る。
一見すると帯刀している剣。
しかし鞘から抜くでもなく、そのまま腰から取り外したそれを。
「アストラルの名の下に命ず」
右手に携えたまま、還騎は言葉を紡いだ。
「っ…」
途端に還騎に集束する膨大なエネルギー。
その言葉が、いわゆる『呪文詠唱』だと兆志が気付くと同時に。
「抉り取れ、旋風(つむじ)の顎(あぎと)」
剣のように見える『それ』…杖の先端から、風の渦が襲い掛かった!
一見すると帯刀している剣。
しかし鞘から抜くでもなく、そのまま腰から取り外したそれを。
「アストラルの名の下に命ず」
右手に携えたまま、還騎は言葉を紡いだ。
「っ…」
途端に還騎に集束する膨大なエネルギー。
その言葉が、いわゆる『呪文詠唱』だと兆志が気付くと同時に。
「抉り取れ、旋風(つむじ)の顎(あぎと)」
剣のように見える『それ』…杖の先端から、風の渦が襲い掛かった!