天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅦ
「その詠唱…還騎さんのその名は偽名ですか」
クスリとも笑わないまま、兆志は呟く。
「『星と天を紡ぐ偉大な魔女』の異名をとる具現化の魔女…昔そんな二つ名を聞いた事があります。長生きはしておくものですね…」
「申し遅れました」
軽く会釈する還騎。
「私、本名をアストラル・グレイ・シエルファと申します。此度は既に伝説とまで言われた死神、因幡 兆志と手合わせしたく思い、この天神学園に入学致しました。是非、決闘の許可を」
「…先程言ったでしょう。僕は既に現役を退いた身…もう還騎さんを満足させるほどの実力は…」
言いかけた兆志の言葉を遮るように、還騎はギロリと眼を剥く!
「貴様は黙ってその本領を発揮しろと言っている!」
クスリとも笑わないまま、兆志は呟く。
「『星と天を紡ぐ偉大な魔女』の異名をとる具現化の魔女…昔そんな二つ名を聞いた事があります。長生きはしておくものですね…」
「申し遅れました」
軽く会釈する還騎。
「私、本名をアストラル・グレイ・シエルファと申します。此度は既に伝説とまで言われた死神、因幡 兆志と手合わせしたく思い、この天神学園に入学致しました。是非、決闘の許可を」
「…先程言ったでしょう。僕は既に現役を退いた身…もう還騎さんを満足させるほどの実力は…」
言いかけた兆志の言葉を遮るように、還騎はギロリと眼を剥く!
「貴様は黙ってその本領を発揮しろと言っている!」