天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅦ
鎌を持たずして、死神の鎌と同等の斬撃を放つとは。

やはり因幡 兆志、伝説の死神と呼ばれた男…。

「そんな貴様の首をとってこそ、『星と天を紡ぐ偉大な魔女』の名は天下に轟く!」

還騎が床に突き立てた杖。

その先端から、天に向かって一条の光が立ち昇る!

「アストラルの名の下に命ず、咆哮せよ雷鳴、数多を滅ぼし尽くす紫電」

詠唱と共に、天が割れる!

兆志のいる教室に一直線に落雷が襲い掛かり、瞬く間に火の海と化す!

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