天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅦ
「最後通牒です」
右手を素早く何度も振りかざす兆志。
その度に、彼の周囲の空間に次々と三日月状の斬撃が刻まれる。
半透明、透き通った刃のような斬撃。
不思議な事に、その斬撃は消える事も飛翔していく事もなく、その場に留まったままだ。
「無意味な闘争はおしまいにしましょう、還騎さん…さもなくば、この十重二十重に発生させた斬撃を、一斉に貴女に叩きつけます…僕の意思で自由自在に襲い掛かる死神の斬撃です…防ぐ事も回避する事も叶いません…」
右手を素早く何度も振りかざす兆志。
その度に、彼の周囲の空間に次々と三日月状の斬撃が刻まれる。
半透明、透き通った刃のような斬撃。
不思議な事に、その斬撃は消える事も飛翔していく事もなく、その場に留まったままだ。
「無意味な闘争はおしまいにしましょう、還騎さん…さもなくば、この十重二十重に発生させた斬撃を、一斉に貴女に叩きつけます…僕の意思で自由自在に襲い掛かる死神の斬撃です…防ぐ事も回避する事も叶いません…」