☆男の子のわたし★


「あ、美味しそう。」


テーブルに並べられたご飯。


「いただきまぁす♪」


それにしても、今日は自分の声がおかしい。


低いし、女の子らしさがない。
「あ、ママったらぁ…。飲み物用意してもコップなきゃ意味ないじゃん…。」


あたしは食器棚に目を移す。


ジュースは飲みたいけど、
あたし、届かないんだよねぇ…。


「…………。」

いつも奥に入ってるからな。

背の高いママと違って、あと数センチ!

ってところで取れないからな…。



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