弱虫ガールと図書委員長。



「…怒ってなんかない。ただ、緊張して、」

「緊張…???えっ?!」



あたしに緊張してくれてたの?!

鈴木くんがあたしに緊張なんて嘘みたい。
そんなのあたしだけだと思ってたのに。


「あんま、慣れてないんだ。女子と話したりするの」

「そ、そうなんだ…」


意外だなあ、鈴木くん。女子に慣れてないなんて、


「だから違うから、怒ってないから」


ちょっとばかしムキになって言う鈴木くんが少し可愛く見えた。

それが何だか可笑しくてふふっと笑うと、


「わ、笑うなよっ」


そう言った鈴木くん、も~余計に可愛いです。

あたし、きゅんきゅんです。



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