弱虫ガールと図書委員長。





ちょっとしたハプニングがあったけどあのあとは何も失敗はしなかった。

鈴木くんは、やっぱりクールなひとで。

とても無口だった、何だか怒ってるようにも見えなくもなくてあたしといるの嫌なのかな~と思ってみたり。


でもまあ、鈴木くんに近づけたから美化委員長に感謝しないとね、

仕事は終え、図書室の鍵を閉めてあとは帰るだけになり、下駄箱へ向かった。


廊下を二人で歩くなんて夢みたい。



「こんな時間までごめん、」

「いや!いいよ!鈴木くんの役にたてたかわかんないけど」

「助かった。」

「…なら、良かった」


助かったといってくれた鈴木くんだけど、やっぱり仏頂面で怒ってるよう。


「鈴木くん、何か怒ってる?」


意を決して聞いてみた、するとあからさまに顔を歪めた鈴木くん。

どうしよう、本当に怒ってる?







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