ピエロ
しばらく、続けているとポンっという音がして三階でドアが開いた。



なんでだと思ってドアに顔を向ける。



「ふざけんなよー。あははは。は?」

「どうしたんだよ。裕次郎。」
そういってから寛がこちらをむく。裕次郎も寛も同じような顔をしている。イケメンが台無しだな。


はい!死亡フラグ!


腕を掴まれ、見つめあう会長様と俺という構図。



「黒。おま…」

うん。閉めよう。

ということで何かいいかけた裕次郎の言葉をさえぎってエレベーターを閉める。

あわよくば、夢かなんかだと思ってくれますように…



「無理だろ」
えっ!?心読まれた…


「よかったな。黒。明日から堂々とあえるぞ。」

なぜ笑顔なんですか。白王子。





明日からの憂鬱ライフにまたため息がでた。
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