枯れた恋の花が咲いたとき
宝探し
あなたは夏休み、いっぱい会えると言った。
純粋に未来を語るあなたが私にはまぶしかった。
「夏休みに入ると同時に家族で旅行に行くことになったの!
太陽が淋しがると思ったんだけど……あはは」
「お土産よろしく。」
「他に言うことないの?」
「気をつけて、ちゃんと帰ってくるんだぞ!甲子園行こうな」
「……うん。バイバイ」
バイバイ、太陽。
「ハナ、病院ついたよ。」
1ヶ月後……
「ただいまー」
「太陽、ハガキ届いてたよ!
彼女か?」