枯れた恋の花が咲いたとき
第九章 卒業

生きる




図書室で俺はマリーゴールドの花言葉を調べた。


----生きる---




ハナはもっと生きたかったんだな

それとも、私は精一杯生きたよって証なのか………




「卒業だな、太陽」
「あぁ。」
「今日、彼女んとこ行くんだろ?」
「……うん。」




ハナ、俺卒業したよ。



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