枯れた恋の花が咲いたとき
第三章 恋
告白
「あーあ、言っちゃったよ。
だから、ね?」
「村上、何言ってんだ……」
「あはは、やっぱ信じらんないよね。でも、いいんだ。
もう充分楽しんだし、思い残すことなんて-----」
ガタン---!
「おい、無理すんな!
無理すんなよ、強がんなよ。笑っていられることじゃねーだろ!
一人で抱え込むなよ。」
「………ひっく。
本当はもっと生きたい。みんなと卒業したい。花屋にもなりたい。
恋だってしたいよ」
「じゃ、俺と恋してみませんか?」