天使がくれたもの(全編公開にします)
第3章:距離
裏切り
カグが白浜に行ってから、もう1週間になる。
・・・なんの音沙汰もなく過ぎていく毎日。
舞から何度か連絡したが、忙しいのか・・・声を聞くことはできなかった。
・・・ミーン・・・ミーンミーン・・・。
暑苦しいセミの声が、よけい気持ちを重たくさせる。
「もう暑苦しいなぁ、あんたは・・・毎日毎日っ。友達おらんのか!」
寝そべる舞のお尻を、掃除機で吸いつける母親。
・・・なんの音沙汰もなく過ぎていく毎日。
舞から何度か連絡したが、忙しいのか・・・声を聞くことはできなかった。
・・・ミーン・・・ミーンミーン・・・。
暑苦しいセミの声が、よけい気持ちを重たくさせる。
「もう暑苦しいなぁ、あんたは・・・毎日毎日っ。友達おらんのか!」
寝そべる舞のお尻を、掃除機で吸いつける母親。