天使がくれたもの(全編公開にします)

「え……他? テルくん、拓さんやろ? えっと……あっ、アキラくんとかカグくん…」

「カグも⁉」


悪い予感が当たった。

カグに知られてもうた。


舞は頭の中が真っ白になり、ソファーに座る。


「カグくんやと…ヤバいん?」


今にも泣き出しそうな舞の顔を見て、実はすかさず問いかける。


「…え、いや…あの、からかわれるわぁと思って」


ごまかすように平静を装うけれど、


「ふぅーん」


実は勘ぐるような視線を送ってくる。
< 231 / 236 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop