天使がくれたもの(全編公開にします)
「カグくんと舞ちん、くっついたらいいのに」


その言葉をおいて、実はこの場を去った。

舞は実の言葉を深く胸の奥に閉じ込めた。



できることならそうしたいよ。



向こうで騒ぐカグを見つめ、唇をかむ。

カグに快の存在を知られてしまい、誤解までされているのだから、もうカグには行けない。

舞はただ目に映るだけのテレビ画面を呆然と眺めていた。




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