天使がくれたもの(全編公開にします)
第2章:一匹狼の素顔
意識
ある日、学校帰りに美衣子と2人で、舞はたまり場を訪れた。
・・・見渡すと、またアイツの姿が見当たらない。
「カグは? またおらんの?」
「・・・あぁ、アイツ・・・今大変っぽいから」
キョロキョロと、周りを眺めながら問いかける舞に、テルオは眉をひそめて答える。
「大変って?」
言っていることの意味が理解できず、舞は理由を聞き返そうとした。
その瞬間、バタン!! と玄関のほうから、大きな音がした。
振り返ると、コンビニの袋を持った・・・機嫌が悪そうな表情の彼。
・・・見渡すと、またアイツの姿が見当たらない。
「カグは? またおらんの?」
「・・・あぁ、アイツ・・・今大変っぽいから」
キョロキョロと、周りを眺めながら問いかける舞に、テルオは眉をひそめて答える。
「大変って?」
言っていることの意味が理解できず、舞は理由を聞き返そうとした。
その瞬間、バタン!! と玄関のほうから、大きな音がした。
振り返ると、コンビニの袋を持った・・・機嫌が悪そうな表情の彼。