シークレットな極上LOVE


………
……


「お疲れさま~」


はぁ~、やっと仕事が終わった。


こう毎日毎日、遅いと疲れる…。


「じゃあね、由依奈。また明日」


「うん。美加、バイバイ」


彰斗を調べるとかで、美加は急いで帰って行った。


「あたしも帰ろ…」


どうせ彰斗には会えないし、久々にバーにでも行こうかな。


あの夜、出会えたきっかけは、ブルーライトだったもんね。


一人歩く夜の街って、こんなにも寂しいものなんだって、改めて感じる。


今までは、ずっと一人だったのにな。



小さくため息をついて、バーの階段を降り、扉を開けると、意外な人が目に入った。


「あっ…!」


「あら?あなた、昼間、社長室にいた…」


「由依奈です。柏木由依奈」


何で、亜子さんがここに?




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