シークレットな極上LOVE
一人、部屋のベッドで寝転がっていると、チャイムが鳴った。
誰だろ?
こんな休みの朝にやって来るなんて、いい迷惑。
今、こっちの気分は最悪なのよ。
うっとうしいセールスマンなら、即追い返してやるんだから。
「はい」
思い切りドアを開けると、
「良かった。いた」
彰斗が息を切らしながら立っていた。
「な、何で?」
「いいから、入れて。見られるとマズイ」
そう言いながら、強引に家に入ってきて、ドアを閉める。
「ちょっと、何なの?」
「由依奈が、電話すら取ってくれないからだろ?」
息を整えながら、あたしを責めるように言った。
「だって…」
もしかして、急いで来たのかな?
こんなに息を切らすなんて…。