シークレットな極上LOVE
「きゃ~!カッコイイ!新藤社長ってイケメンね」
うっとりしながら、美加はまたネットを見ている。
「ちょっと、仕事しなさいよ」
「いいじゃない、少しくらい」
まったく、いくら仕事が落ち着いてるからって、サボり過ぎじゃない?
「見てよ由依奈も」
「え~。あたしはいいよ」
だいたい、そこは面接で落とされた会社なんだから。
印象悪いのよね。
「いいから、ちょっと見てよ」
「もう~」
渋々覗くと、そこは公式ホームページではなく、誰かが興味本位で作ってるサイトだった。
「何よこれ。信用出来るの?」
「写真は、どこからか引っ張ってるやつみたいね」
本当、怪しいんだから。
だけど、
「確かに、カッコイイわ」