シークレットな極上LOVE
「ああ、業務部長のメールか」
あたしが分からない顔をしてたのに気が付いてか、彰斗はそう言って、こっちをチラッと見た。
後で、チェックしま~す…。
「だから、新藤商事を調べようと思って…。そうしたら、社長が若いって知ったから、興味が湧いたんです…」
そこまで説明が終わると、笑いを堪えたように、彰斗は表情を緩めた。
「小川さん、面白いね。そこまで正直に、喋ってくれるとは思わなかったよ」
「は、はぁ…」
美加は恐縮しきって、上目遣いになっている。
「社長、本当に申し訳ありません。二人には、後で私から、きつく注意しておくので」
お局様の言葉に、さらに美加は真っ青になった。
「いいよ、いいよ課長。今回だけは、目をつむるから」
クククと笑いを堪え、彰斗はそう言ったのだった。