シークレットな極上LOVE


……………
…………


「そんな事も、知らなかったのか?」


久しぶりの彰斗の家で、あたしはこってり、しぼられてしまった。


「し、知らないわよ。いつの間に、業界トップになってたの?」


最近は、マスコミも少し落ち着いていて、やっと家へ行けれる様になり、こうやってまた、二人きりでいる。


あの日…、亜子さんからいろんな話しを聞いて、ちょっとケンカぽくなってから、彰斗のキャラが少し変わった気がするのよね。


なんて言うか、強引でちょっと俺様な感じに…。


でも、本当の彰斗は、こっちなんだろうなって思う。


普段は、“社長”という鎧をまとってるんだもん。


あたしと二人の時くらいは、それを脱いで欲しい…。




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