シークレットな極上LOVE
こんな時、「うん」て語尾にハートマークでもつけて、返事が出来たら可愛いのに。
最近、どんどん甘くなるのよね。
二人きりの時間が。
それが、どうしても恥ずかしくて、つい何でもない振りをしてしまう。
怖ず怖ずとベッドへ座ると、彰斗はタバコを消して、部屋へ入ってきた。
「由依奈」
そう言って、あたしの隣に座ると、唇を重ねる。
「タバコの味がする…」
「オレはいちごの味がする」
「!?」
そうだった。
さっきまで、バクバクいちごを食べてたんだ。
思わず、手で口を覆った。