シークレットな極上LOVE
「欲張り?どんな風に?」
もう、わざと聞いてくるんだもん。
「言わなくても、分かってるくせに…」
口を尖らせたあたしに、彰斗は笑った。
「ごめん、ごめん。大丈夫。もっと欲張りなのは、オレの方だから」
ゆっくりとベッドに押し倒され、あたしたちは、いつもの夢の世界へと落ちていく。
わだかまりがない訳じゃない。
不安な気持ちは、何一つ解消されてないけれど、こうやって肌の温もりを感じると、それも消えていく。
ほんの一瞬、忘れるだけの事と分かっていても、繋がらずにはいられない。
それだけ、彰斗の温もりはスゴイの。
あたしから、何もかもを奪っちゃう。