シークレットな極上LOVE


彰斗は、そのままあたしを寝室に連れて行き、ベッドに寝かせてキスをする。



唇から首筋に、そしてもっと下へ…。


いつもと変わらないはずなのに、昼間の美加の言葉が思い浮かぶ。


“誤魔化してるに過ぎない”


“勘違いを引き起こす”


“より好きな方が、悩みに陥る”


ただの、美加の持論と言ってしまえばそれまでだけど、心に残ってしまった。


あたしたちが、体を重ね合う意味は何?


あたしを抱く本当の意味は何?


彰斗がシャツを脱ごうとした時、


「待って」


思わず止めてしまった。




< 218 / 408 >

この作品をシェア

pagetop