シークレットな極上LOVE
彰斗は、そのままあたしを寝室に連れて行き、ベッドに寝かせてキスをする。
唇から首筋に、そしてもっと下へ…。
いつもと変わらないはずなのに、昼間の美加の言葉が思い浮かぶ。
“誤魔化してるに過ぎない”
“勘違いを引き起こす”
“より好きな方が、悩みに陥る”
ただの、美加の持論と言ってしまえばそれまでだけど、心に残ってしまった。
あたしたちが、体を重ね合う意味は何?
あたしを抱く本当の意味は何?
彰斗がシャツを脱ごうとした時、
「待って」
思わず止めてしまった。