シークレットな極上LOVE
ボタンを全て外し、肌が見える状態で、呼吸を乱している彰斗は怪訝そうな顔をした。
「どうした?」
「ちょっと、今夜は無理かも…」
「何で?体調が悪いのか?」
「そうじゃないけど…」
心のモヤモヤが、こんなに大きくて、彰斗と抱き合うなんて無理。
いたたまれず、顔をそらしてしまった。
だけど、そんな気持ちを知るはずもない彰斗は、まったく納得できていない。
「今さら、やめれるかよ」
そう言って、乱暴にシャツを脱いだ。
「待ってって、言ってるのに…」
何とか抵抗するあたしの唇を塞ぐように、彰斗はキスをする。
「今夜だけは、やめるのは無理だ」
そう言われた瞬間、気付いちゃった。