シークレットな極上LOVE
迫力に押されて、あたしはその晩、彰斗さんの部屋に泊まった。
好きに使っていいからと、バスルームも使わせてくれたんだけど、そこも夜景が見える場所。
リビングと同じ総ガラス張りで、浴槽はオシャレなジャグジー付き。
彰斗さんの部屋は、ソファーや小物が黒で統一されていたけれど、お風呂だけは真っ白だった。
大理石らしい床に、大人4人は入れる浴槽。
どこまでも贅沢な感じで、一晩、夢を見ていた様で…。
それに、朝起きた時には、彰斗さんは仕事に行っていて、手紙と鍵だけが置かれていたから、余計にそう思えたのかも。
一夜限りの魔法にかかったって…。