シークレットな極上LOVE
明るい陽射しが差し込むリビングのテーブルに、置かれた手紙には…、
“仕事に出ます。鍵は、フロントに預けてください。もし何かあれば、気軽に連絡をしてくれていいので”
と、キレイな字で書かれていた。
「彰斗さんて、字までキレイなんだ…」
本当に、どこからどこまでも、王子様みたいな人だったな。
「ゆうべは、ありがとうございました…っと」
返事を書いて、あたしは部屋を後にした。
朝になって気が付いたけど、彰斗さんの家は、30階建てマンションの最上階。
部屋はここだけで、ホテルで言うスイートルームみたいだ。
それに、フロントまであって、どこまで高級マンションなんだか。