シークレットな極上LOVE
会社にとって何より大事なプロジェクトを、TATSUMIコーポレーションが、競合から勝ち取ったらしい。
それを成功させれば、会社には多大な利益が入る。
だから、社長である彰斗が現地で陣頭指揮を取るというのだ。
ちなみに日本の本社には、変わらず現地から指揮は出すけれど、実際に動くのは副社長という事だった。
「そのプロジェクトは長くなりそうなの?」
話しを聞いている間にも家へ着き、駐車場から出てエレベーターに乗り込む。
最上階までは、意外とあっという間で、そんな事を聞いている内に部屋に着いていた。
「そうだなぁ。何とも言えないけど、数年はかかるかな?
「数年!?」