シークレットな極上LOVE


数年もあたしはパリへ住まないといけないの?


フランス語はおろか、英語だってロクに出来ないのに~!!


「赴任は三ヶ月後だから。少しは英会話を勉強しとけよ?」


「うん…」


呆気に取られるあたしには気にも留めずに、彰斗はさっさと着替えに行ってしまった。


あたしも行く事が決定なんだ…。


そこに、選択肢なんて存在しないのね。


彰斗と付き合う様になって、初めて気が付いた。


あたしに選択肢なんかなく、これからもこうやって、彰斗についていくしかないんだって…。


それが、一緒にいられる条件なんだわ。




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