シークレットな極上LOVE
……夜―。
あたしの実家に説明に行ったけれど、反対されるわけがなく、結婚と同様に二つ返事でOKをされた。
それにすっかり気を良くした彰斗は、さっそくパリの知り合いに電話をしたりと、かなり張り切っていたのだった。
「彰斗と一緒にいる限り、あたしに選択権なんてないのね」
いつもの様に、ベッドでキスをされながら、甘い夜を過ごす前、あたしはうっかり口にしてしまった。
「え?」
さすがの彰斗は手を止めて、ベッドに寝ているあたしを心配そうな顔で見下ろしている。
「だってそうでしょ?パリ行きとか、決定なんだ…?」