シークレットな極上LOVE
「あたしも…。というか、彰斗と見る夜景が好きなの。だってロマンチックなんだもん」
そう言うと、彰斗は嬉しそうな笑みを浮かべ、軽く唇にキスをした。
「由依奈、パリの夜景もキレイだよ?あっちで住む家も、環境のいい高層マンションだから」
その言葉に、あたしは一気に現実に返った。
「住む場所も決まってるの?」
「ああ。オレ名義で持ってる部屋があるから」
彰斗名義!?
パリにも家があるの?
驚くあたしとは対照的に、彰斗は涼しい顔をしている。
どんだけのお金持ちなのよ…。
はぁ~。それにしても、つくづく、あたしが隣にいて大丈夫なのかと思ってしまう。
そんな心を見透かすかの様に、彰斗は言った。
「突然の事なのは、本当に悪いと思ってる。でも、オレがどんな事をしてでも守るから。パリで一緒に暮らそう」