シークレットな極上LOVE


「でも、スゲーな。彰斗さん社長だもんな」


「あたしね、そこの新入社員なの」


「え?そうなの!?」


目を丸くして驚くユウくんに、苦笑いを浮かべた。


「なるほどなぁ。だから、由依奈ちゃんを気にしてたのか」


といっても、彰斗さんがそれを知ったのは、早くても昨日だと思うけど。


「それなら良かった」


「え?」


良かったって、どういう意味?


「何か、特別な関係じゃないかって焦ったよ」


ホッとした様に、ユウくんはため息をつくと、時間を気にして、慌ててその場を立ち去った。




< 41 / 408 >

この作品をシェア

pagetop