シークレットな極上LOVE
ギュッと軽く握りこぶしを作って、あたしは彰斗さんに話しかけた。
「あ、彰斗さん。あたし本当は、もう一度会えて嬉しかったんです」
「え?」
資料をめくる手を止めて、彰斗さんは顔を上げる
。
そして驚いた表情で、あたしを見た。
「きっと、すごい人なんだろうと思ってたから、もう関わらないでおこうと決めてたんです」
あ~、もう心臓バクバクし過ぎ!
「だから、ブルーライトにも行かなかったのに…」
まさか、こんな形で再会するなんて…。
「だから、全然、お店に顔を出してなかったんだ?」
彰斗さんは、穏やかな笑顔で優しく言った。