シークレットな極上LOVE
……カチャ―。
カードキーをさりげなく開けて、彰斗さんはあたしを部屋へ入れた。
「うあ…。やっぱり、夜景がキレイですね」
キラキラと街のネオンが輝いて、まるで宝石みたい。
こんなに、夜景をキレイと思った事はないかも。
「そこのソファーに座ったら、真正面に夜景が見えるよ」
「はい…」
たぶん、本革だろう黒いソファーに座ると、彰斗さんはスーツのジャケットを脱ぎ始めた。
「そんな警戒した目で見るなって。ジャケット脱ぐだけだから」
笑いながら、ハンガーにジャケットを掛けている。
違うよ。
警戒したんじゃない、
見とれてたの。
彰斗さんの行動ひとつひとつが、カッコイイんだもん。
「隣に座っていい?」
「はい…。どうぞ」