シークレットな極上LOVE
なんて、あたしの考え過ぎかな…。
当たり前の様に、“次”がある言い方をされたけど、それってどういう意味なんだろう。
ドキドキ緊張する胸を抑え、横にいる彰斗さんにチラッと目を向けた。
「ん?どうした?」
「いえ、何でもないです」
慌てて、視線を戻す。
車内は、装飾品はなく、とてもシンプル。
ただ、オーディオだけが、やたら豪華だった。
あたしじゃ、とても使いこなせそうにない。
それにしても、流れてくる音楽も、ジャズや外国音楽ばかりで、なんてオシャレなんだろう。
そんな中で運転する彰斗さんを、カッコイイって思っちゃったの。
そして、走る事15分。
車はマンションの前で停まった。