夢

祐太

ゆかの噂、本当なんだろうか。

そんな女なのか？

でも、俺を本気で好きになってくれるなら俺はそんなの関係ない。


ずっと彼女がいなかった、やっと彼女ができそうなんだ。

めったに好きだなんて言ってくれるこなんかいないんだから。


理沙に2年も片思いしてて、最近やっと遊べるようになったと思ったら、別の男に取られちまった。


今度はぐずぐずせずに、失敗しないように。



ゆか、会いたい。


裕太か。
やっぱり私にはまってる。

あれ、噂聞いたんじゃなかったっけ。

まいっか、裕太が会いたいっ言うんだから。



裕太さん、どうしたんですか？


ゆか、ゆかは俺の事好きか？


大好きです。とても。


本当に？

本当ですよ。


じゃあ、俺の彼女になってよ。


はい、すごく嬉しい！



噂が流れてんのに、かなり本気だわ、この男。
自分で好きにさせたけど、なんか面倒だな。

さっそく私の部屋に誘っちゃおう！

裕太さん、私一人暮らしだから、いつでも遊びにきてくださいね。


ああ、もう敬語使わなくていいよ。
彼女なんだし。


あっそっか。

裕太くん…
なんか照れるな。


私ちょっと用事あるから、また後で。




やった、３年ぶりの彼女。
でも、俺ばかなのかな？
変な噂が流れてる女とつきあうって。

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