*~○みるく♡きゃんでぃ●~*
「……や。いや…」
リビングには何もなかった
お母さんも、いない
ただ、あたしが閉じこもる前にあった家具がそのまま置かれてるだけ。
あたしはその場に座り込んでしまった。
床の冷たさが身に染みて。
心に囁く。
(お前は、また捨てられた。嫌われた。あのときのように、な。)
やだ、怖い、怖い、こわい、こわい、コワイ、コワイ
「一人に……しないでぇ………」
いつの間にかにこぼれ出た言葉と涙。
溢れたものは、いつからためてたのか。
しばらくおさまらなかった。
やがて泣き止んだとき。
テーブルの上に何かがあるのを見つけた。
頬に伝う涙を拭って。
あたしは立ち上がり、テーブルに向って
足を運ばせた。
ここから見てもわかる。
昨日の「ごめんなさい」とかかれた
紙切れ。
あれに似ているものだ。
きっと……
手紙。