*~○みるく♡きゃんでぃ●~*


そう。もとはと言えば俺のせい。


「好きですっ」


告られれば寝てやった。


抱きしめるのだってできた。


相手が、満足して離れてくれるから。


でも、相手は


「あたし昨日俊くんとヤッたの!!」

「え⁉⁉」

「ちょ~よかったぁ♡」



そう。


トモダチに自慢をしたんだ。


そうしたら。


俺はいつの間にかチャライ男任命。



頼めばいいような男と勘違いされるようになった。


俺の人生はその子によって狂わされた。


でも、俺がしてしまったことだから。


仕方のないこと。


ほとぼりが冷めるまで………


そう考えていたけど。



冷めることはないようだ。



下学年の子も噂を聞き。


今では学校の女子全員とは言わないけど。


ミーハーな奴らは家までついてくるようになった。


あり得ないこと。


でも、本当の事。


何年も前から、俺はこれを夢だと思ってきている。

いつか、覚めると信じて。


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