*~○みるく♡きゃんでぃ●~*
カーテンを開ける。


嫌なくらいの輝きが部屋の中に

降り注ぐ。


あたしは乱暴にカーテンを閉める。


光が、嫌い。


カタン…


ドアの向こうで音がした。

気配がなくなってからドアを開ける。


朝ごはんだった。


あたしは母親にも認められない。

「……」

昔を、思い出したくない。

あたしは記憶をかき消す。


部屋に入り、ラップを取る。



納豆ごはん
豆腐の味噌汁
鶏肉のから揚げ


これが今日のごはん

粗末かもしれないけど、食べれるだけで嬉しい。


昨日は昼も夜も来てくれなかった。


どうせ、男といたんだろうな。


カチャカチャ……

箸と食器がぶつかる音だけ。

とても……静か。



ガタンッ!!!


何かが置かれた音がした。


……!!



母だ。

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