君が好き
「僕、木下 真優‐キノシタ マヒロ‐って言います。
これから仲良くしてね。ひなちゃん♡」
さっきまで涙目だった真優君は
ニコっと笑って響ちゃんと
練習に戻っていった。
なんだか今日はいろいろあるな
ちょっと休憩…
よっこいしょと座ると
「大丈夫?」
隣に来たのは、将太君だった。
「うん、大丈夫だよ
理奈がマネージャー続けたいって」
まあ、将太君からしたら嬉しいんかな?
「まぢ?よかったー
理奈ってすぐ目移りするから心配なんだ」
あー気付いてたんだ
「でも、理奈いっつも将太君のこと
話してるよ?大好きなんじゃない?」
うん、絶対大好きだと思う。
いっつも「将ちゃん、将ちゃん」って
言ってるもん
「あいつ、変なこと言ってない?」
あー…
これ言っていいかな?
「やった後将太君の寝顔見ると幸せーって
感じるんだって。猫みたいって言ってた!」
「なにそれ(笑)だから最近あいつニャーって言って
ってうるさいんだ」
将太君も理奈の話すると幸せって顔してるよ