君が好き


「1年の橋本 響‐ハシモト キョウ‐です
中学からバスケしてます
お手柔らかにおねがいします」

あっ…

「きょーちゃん?」


「やっと気付いた?ひな先輩」

部員がざわめく
意味深に笑う響に驚く私

「ひなちゃんの知り合い?」
将太君がびっくりした顔で聞く

「知り合いっていうか…
幼馴染だった」

みんなの頭は?だらけ
だって過去形だったから

幼馴染だった…。

「過去形なの?」

すかさず理奈のツッコミをうける

「まあ俺一応受験生だったんで
去年は、全然会ってなくて。
家は、隣なんですけど」

笑いながら話す響。

変わった。昔はあんな小さくて
弱虫で私の後ろについてばっかだったのに

今の響は全然違う
身長は、隼人とあまり変わらないくらいかな?

「てか、うちの高校入るなんて聞いてないし」

急だったからびっくりだよ

「ごめん。言いそびれて」

こいつ、元から言う気なかったな
もう何年一緒って思ってんのよ
キッ睨むと

「こわーい」

なんてかわいく言って
まあこんな感じで部活は始まった。。。
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