forever~約束してくれますか?~
「あのっその・・・これは・・・」



雅也サンに見られた腕には、無数の痣がある。この痣の原因は朱李にしか話していない。そう、親にも言えないことだから。





「それって誰かに殴られた跡?」






ドクンッ





心臓が高鳴る音が聞こえる。





怖い・・・、怖いんだよ。誰かに助けを求めたいけど、怖くて言えない・・・。お願いだからそれ以上この傷のことには触れないで・・・・。






ここはごまかすしかない。






「・・・あははっ!違いますよ~。あたしってドジだからいろいろぶつけちゃうんですよ~。ほんとあたしってバカですね~あはははは」







「ふーん。それなら別にいいけど」





ほっ。よかった・・・。





< 17 / 105 >

この作品をシェア

pagetop