forever~約束してくれますか?~
あたしは、赤くなった頬を触る。





…痛い…。
何で…?



そう、あたしは陵介に殴られたんだ。



「……りょ…すけ?」



「もう俺の前で男の話すんな」




鋭い目で睨まれて、あたしは「うん」としか言えない雰囲気なので、



「…うん。ごめんな…さぃ…」



と答えた。



それから、陵介の暴力が始まったんだ。男の名前を聞いただけであたしに手をあげてくる。あたしは毎日それにたえていたんだ。
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