俺の愛しの…
『あん時はごめんな。一方的に別れて…うち、ずっと謝りたって思っててんけど、なんか電話とかしにくくて…ほんまにごめん』


『お前のせいじゃないから謝んなって…俺こそ不安にさせてごめん』


俺たちは謝りあった。


『なぁ…お前今彼氏とかおるんか?』


気づいたらそんなことを聞いとった。


『おらへん…優斗は?』


『俺もおらん』


また沈黙が続いた。
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