未来Magic
「俺はな、水族の中の一番上の存在。“ブルーウイング”っていう一族の、所謂王みたいなもんだ」
「…凄い…」
「…俺のその一族の中での名前は、ウェイ・ブルーウイング。ウェイだ」
王って…。
なんで名前が來?
しかも、これでなんで私が信じられなく?
まだ続きがあるようで…。
「零は、魔族の中で一番上の一族、“ブラックプリズン”の女王みたいな存在なんだよ…。親、俺もお前ももういないからな。そして、この2つの一族は真逆なんだ。ブルーウイングは光。ブラックプリズンは闇」
「そういう…ことか…」
つまり、光は人間に信頼されていて。
必要とされていて。
闇は人間に必要とされてなくて。
「敵対する一族なんでしょ?」